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品質管理指導書の一部改訂にあたって

 

品質管理講習委員会は、昭和50年度以降、船舶安全法に基づく製造認定事業場の直接監督者を対象とする品質管理講習用の指導書を編集し、認定事業場における製造工事管理者の養成と認定事業場制度のもとでの品質管理の向上に努力して参りました。

製造認定事業場制度が実施されて既に30年を経過した現在、各事業場は、この制度に慣熟したものと認められます。

昭和50年度に編集した指導書では、「認定事業場になるためにはどうしたらよいか」との事業場の要望をもとに、規則で定める認定の基準の解説とこれに基づく管理を主に取扱ってきました。

昭和54年度に編集した指導書では「認定事業場をどのように運営したらよいか」との認識をもとに、学識経験者並びに各事業場の品質管理責任者によって、旧指導書を抜本的に見直し、製造認定事業場における品質保証活動を根底においた品質管理を主内容としました。

この指導書は、法規改正等に伴ない毎年改訂しております。

最近では、平成3年度に、改造修理認定事業場の発足にあたって船舶検査心得及び船舶検査の方法の一部が改正されたため、並びに認定事業場における品質保証活動の多様化に対応した内容とするための一部改訂を行いました。

平成4年度は、事業場の品質システムの多様化に対応するため及び船舶検査の方法の一部が改正されたための一部改訂を行いました。

平成5年度は、前年度に引続き事業場の品質システムの多様化に対応するための一部改訂を行いました。

平成6年度は、船舶安全法の規定に基づく事業場の認定に関する規則の一部改正及び事業場の品質保証システムのISO9000シリーズ規格への対応を踏まえて一部改訂を行いました。

平成7年度は、前年度に引続き事業場の品質システムの多様化に対応するための一部改訂を行いました。

尚、本指導書をより読み易くするために、A4版サイズに改めました。

平成8年度は、認定事業場に関わる通達等に対応させた改訂並びに全ページ見直しによる一部・字句の修正を行いました。

平成9年度は、ISO1400シリーズヘの取組みのための紹介並びに船舶検査の方法の一部が改正になったのに合わせ、改訂を行ないました。

平成9年9月

品質管理講習委員会委員長

東京商船大学名誉教授

内海 博

 

 

 

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