れたデータは現在のわが国舶用ディーゼル機関のいくつかの実績である。この規制は5年ごと程度で見直し、順次強化の方向が目指されている。なおSOxは、当初は現状の50%削減ということで議論が始まったが、昨年、規制レベルは、全海域(グローバル)には燃料の硫黄含有量4.5%以下という値に決定した。現在の舶用C重油の平均硫黄分が2.7%であるから、この規制ではあまり効果は期待できないとして、とくに北欧諸国はもっと強化しようという意見が強い。逆に石油企業など燃料供給側からは効果とコスト上昇との兼ね合いで判断すべきだとする意見が強い。