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こともあってヨーロッパウナギの養殖も可能になってきており、1998年にはヨーロッパウナギで5万トンもの生産があるのではとの見方もある。

 

日本のウナギ養殖現状

愛知県のハウス養殖の例

2月中旬 シラス購入、元池に収容。水温28℃〜30℃に加温。6日後から餌付け開始。餌はアカコを単品で4〜5日間与え、徐々に人工飼料や配合飼料を混入していく。餌付けから2週間で配合飼料に切り替える。給餌回数は6月上旬までは朝夕の2回だが以後は朝1回。

密度 最大40kg/坪、シラス放養後20〜40日に1回の割合で分養する。

換水 シラス期で50%/日、成魚期で13〜20%/日

出荷 池入れ後7ヶ月から出荷開始。年内に全体の30%程度を出荷する。平均出荷サイズは7〜8尾/kg。

 

鹿児島県のハウス養殖の例

12月末〜1月初旬 シラス導入

7月初旬 出荷開始。出荷サイズ4〜5尾/kg。

翌年4〜5月 池出し終了

換水率 5%/日程度

水質管理 PH6.7〜6.8、亜硝酸濃度0.7〜1ppm、アンモニア濃度12〜13ppm

水温 30℃

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