日本財団 図書館


?故障診断装置を付加する

長期の無人化運転をするためには、自己診断機能を具備する必要があるとともに、不調がある場合には、運航員が迅速に対応できるよう診断の内容・対処方法を簡易に通知できる機能が求められる。現在の機関技術はこのレベルに達している。機関員が乗船している場合には監視等は相当に容易になっており、負担も小さい。

 

?分解せずに内部を点検できる手段の確立

腐食、砂泥の堆積状況等は、かかる機器を分解して点検している。この作業のためには、機器の停止・分解・点検・組立て・再起動と多くの時間・手間が必要となる。省力化のためにも簡易かつ確実な点検方法が望まれる。

 

?軽量・小型化

小型(高速)のポンプを利用するようにし、あわせて配管のマニホールド化等を図り、物量を減少化する。

 

?ポンプ数の削減

インバータ制御により複数の海水ポンプを集約し、ポンプおよび配管を簡略化する。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION