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3-3 ジャカルタ高速道路網計画

 

3-3-1 高速道路計画の現状

 

ジャカルタ首都圏における高速道路網は、図8-4に示すとおりである。図からわかるように現在、第三環状高速道路計画(空港〜タンゲラン〜セルポン〜デホック〜チカラン間)が提案されており、この高速道路と接続すべく南北線として4本もの高速道路が建設中(計画中のものもある。)であり、さらにセルボン線の鉄道沿いには三層構造の高速道路線(通称、トリフルデッカー)が建設中である。

 

現在、ルピア下落により、ほとんどの計画は中止となっているが、計画によると2000〜2003年までは50%の工事が終了し、2010年を100%完成を目標にしているとのことである。

 

このような状況でのジャカルタ首都圏における高速道路計画は、図3-4から推察できるように南北方向の自動車利用者が近年飛躍的に増加してきていることによる。いずれ近い将来この地域の東西方向の道路(一般道路)が必要になることは明白であり、また、高速道路と一般道路との各ジャンクション付近は交通渋滞になるのは、ジャカルタの交通事情から推察しても明らかであろう。

 

 

 

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