日本財団 図書館


14 関係機関との連絡

 

市町村交通安全母の会の地域活動は、市町村、警察、交通安全協会等の関係機関との連絡を密接に行わなければなりません。

 

1 市町村

 

(1)計画作成の協力

市町村には交通安全を担当する課または係があり、交通安全施設の整備、広報活動などを行っています。市町村は毎年1月ごろには各課で翌会計年度の予算案を作成します。母の会の活動は、市町村の予算や事業計画と密接に関連していますので、おそくとも毎年12月までには、翌会計年度の市町村の事業計画と母の会の活動事業計画をすり合わせることが大事です。交通安全のチラシやパンフレットを作る場合も、市町村と母の会と協同製作、または両者の分担など、いろいろ協力しあえる面が少なくありません。

また、毎年4月と9月に実施される全国交通安全運動、県の交通安全日などには、市町村も広報活動を行いますが、母の会もその活動の中で、どのような役割を占めるのか、事前に打ち合わせすることが必要です。双方の事業計画のすり合せには、市町村交母の役員が、市町村と予め協議し、その協議結果をさらに地区代表と打ち合わせる必要があります。

 

(2)全国交通安全運動の協力

全国交通安全運動期間や毎月の県交通安全の日には、市町村も警察も関係団体もそれぞれが協力して、交通安全運動を展開します。市町村は事前に関係機関・団体を集めて、運動の実施方法について協議することになりますから、この会議に母の会の代表も出席して母の会の役割を十分に相談し、確認することが必要です。全国交通安全運動期間中の母の会の活動としては、戸別訪問、街頭活動、施設訪問などが考えられますが、運動期間中の具体的な活動計画を作成することが必要です。

 

(3)施設訪問

高齢者福祉センターなどの施設訪問や、高齢者世帯訪問時の注意事項は、7、8で詳しく述べましたが、その他、ゲートボール大会で安全教育を行うときや老人ホームを訪問するときなどの場合も、なるべく市町村の関係部署や担当者とよく事前の打ち合せをして、スムーズに活動してください。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION