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8 施設の訪問

 

県や市町村が設置している市民向けの施設は数多くありますが、その中に、幼児、青少年、高齢者が多く集まる施設があります。これらの施設に多数の人が集まっている時に、ときどき訪問して交通安全を訴えるのも有効です。ここでは、交通安全母の会の会員が、高齢者福祉センターを訪れる際の留意事項を述べます。その他の施設を訪問する場合は、これに準じてください。

 

1 事前の準備

 

(1)まず、市町村の交通安全担当係や、福祉課と相談し、福祉課から高齢者福祉センターに連絡してもらうと最もスムーズにいきます。

(2)次にセンター所長と訪問の日時、催しの内容、配付資料などについて細かい打ち合わせをします。高齢者福祉センターでは、高齢者の方々が、一日を楽しむ場所で風呂に入ったり、食事をしたり、囲碁やダンスなどを楽しんでいます。なるべく多くの人に、見たり聞いたりしてもらうために、細かい点まで充分に打合わせをしておかねばなりません。

(3)交通安全のPRを講話するか、映画を上映するか、紙芝居をするか、歌にするか、または、これらをどのように組合わせるかは、PRの効果をあげるために重要です。これまでの経験では、映画の上映が非常に好評であり効果的であるとされています。 しかし、映画だけでは全国共通のテーマは取り上げられていても、地域性に欠けており、必ずしも高齢者にとつて身近かなものとは言えません。このために、講話、パンフレットの配布などを組合わせることがよいと思います。

 

2 訪問時の心得

 

担当の会員は約束の開演の時間より若干早めに行って、高齢者福祉センターの職員やその場の雰囲気になれてください。司会の役目も大切です。ユーモラスな司会には、人々の気分が集中してきますので、話し方は、できるだけユーモラスに、しかも交通安全が身近なものに感じさせるように話しかけてください。 PRが終わってから、出席者の何人かに率直な感想を聞いておくことも、今後の活動の参考にするために必要です。

 

 

 

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