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(6)会員の連絡及び親睦

(7)他団体との連絡

 

母の会でのスタッフの役割は、主として事務局が行っています。地域の事情に合わせて、事務局の体制を確立することが重要な課題です。

 

4 総会、理事会の開催

 

交通安全母の会には、それぞれ規約に従って毎年総会、理事会などが開催され、ここで毎年度の事業計画、予算、人事などが決定します。この際、毎年きまりきったような、同じ事業計画を決定することは避けてください。社会は変化し、交通事故の状況も急速に変化しています。マンネリ化を防止するためにも、新しい考え方を毎年すこしづつでもつみかさねていく工夫と努力が必要です。

また、人事についても、同じ人が長期間同じポストを占めるのも考えものです。指導力や人格によって長期間にわたり同じポストを占めることもありますが、適当な時期にポストを交替していくことが、ボランティア運動としても活性化につながることを忘れてはなりません。

 

5 資金

 

交通安全母の会の運営のうえで、重要な課題は資金です。母の会はボランティア運動ですので、それぞれの会員の活動は無償の奉仕活動です。しかし、尊い無償の奉仕活動を活性化、効果的にするためには、会議費、交通費、印刷費、広報費など、組織として活動するための資金が必要です。この資金として、市町村の交通安全母の会では、地域によって異なりますが、会費のほかに、市町村、交通安全協会、企業または民間団体からの資金援助を受けています。母の会が、毎年交通安全活動の基本方針を決定し、事業計画を作成することは、資金を得るためにも必要なことなのです。また、地方公共団体、交通安全協会や、企業または民間団体が母の会に資金を提供しようとしても、どのような活動・事業を行うかを母の会が明確にしなければ提供のしようがありません。母の会のリーダーの方は、年間の事業計画を策定し、市町村長、警察署長、安全協会会長などと面談して、計画内容を説明し、資金についてもよく相談しなければなりません。

 

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