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ークノートされた。

(7)今後の予定

次回会合においては、BCコード付録Aの改正案(DSC 3/3 ANNEX 9)、BCコード新11節(DSC 3/11)及び付録B及び付録Cを含むBCコード全体の改正について審議することとなった。また、ばら積み貨物の通風要件(DSC 3/11/1)、個品危険物の通風要件(DSC 3/3/3)、液状化物質の新試験法(再度提案文書を作成する)、ピートモスの運送要件(DSC 3/11/3)についても審議がなされる。さらに、次回会合においてはばら積み貨物に関する専門家の派遣が各国に要請されている。また、SOLAS条約新XII章第10規則の解釈(密度計測法を含む)を明確にするためにもさらなる対応が必要と考えられる。

11.作業計画(議題12関連)

今回作業が終了した議題(INFコードの強制適用、MSC/Circ.613の見直し)を削除し、作業が継続している議題(貨物関連訓練要件及びIMO文書の実施、MARPOL附属書?の実施)の目標年が延長され、IMDGコードの第30回改正の目標年が設定された。さらに、新たな議題として、BCコードの見直しが、目標年を2000年として追加された。

なお、次回DSC4は、1999年2月22日から26日、E/Tグループは1998年9月14日から23日及びDSC4の次の週に開催される予定である。

12.議長の選出(議題13関連)

1999年の議長として、現議長の米のMr.McNamaraを再選する提案が出され了承された。また、副議長にはベルギーのMr. Van Lanekerが選出された。

13。その他の議題(議題14関連)

DSC3/14に基づき、ノルウェーは、積み重ね能力及び上部つり上げ設備のあるswap bodies/demountablesに対しCSC条約が適用されるかを明確にすべきとの問題を提起した。これに対し、蘭及びスウェーデンはCSCを適用すべき見解を述べた。他の国から、これに対し異議は出されなかった。

仏は、コンテナへの最大総質量は一定であるのに対し、近年、コンテナ自重が軽くなっている事実を踏まえて、コンテナの安全性を確保するための検討を今後行うべき旨の提案を行った。(DSC3/14/1)

これに対し、スペインは長期的にはそのような検討が必要で、中期的にはコンテナインスペクションが有効であるとの意見を述べた。その他、ベルー、蘭、ノルウェー、ギリシャが仏提案を支持した。一方、IICLは、コンテナはISOのテストに合格したもので、マーキング等の欠陥は指摘されているものの、コンテナ自身の欠陥は指摘されておらず、問題は別にある旨指摘し、米は、技術的なデータが必要で、検討が必要である明確な根拠が示されていない旨指摘し、ICSも同様の意見を述べた。さらに、ISOは、十分な検討の末できたコンテナのスタンダードを改正する必要はなく、十分安全なものであるとの見解を述べた。結局、議長はコンテナの欠陥についてさらなる情報が必要で各国に関連情報の提供を要請した。

 

 

 

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