文部大臣 町村信孝
皇后盃第42回全日本なぎなた選手権大会が、盛大に開催されるに当たり、一言お祝いの言葉を申し上げます。
近年、国民のスポーツに対する関心がとみに高まりをみせる中、なぎなたが、豊かな人間形成を目指す我が国の歴史と伝統に培われた武道として、青少年から高齢者に至るまで多くの人々に親しまれるとともに、諸外国からも高い評価を受け着実に普及・発展しておりますことは、誠に喜ばしい限りであります。
本大会は、各都道府県を代表する精鋭が一堂に会し、なぎなた日本一を目指して競うものであり、回を重ねますます充実・発展しておりますことは、極めて意義深いことであります。
出場者の皆さんには、日ごろの修練の成果を思う存分発揮し、広くなぎなたを愛好する人々の模範となる試合を展開されますよう希望します。
終わりに、本大会の開催に御尽力されました財団法人全日本なぎなた連盟をはじめ、関係の皆様方に対し、心から敬意を表しますとともに、本大会のますますの御発展を祈念して祝辞といたします。
平成9年12月7日
