「盲・聾・養護学校」児童青少年演劇巡回公演
日本財団の助成を得ての「盲・聾・養護学校」公演。とりあえず今年の初年度の成果をみて、来年度以降の継続を判断することになっている。
この事業の始まりは、劇団さっぽろ『三まいのおふだ』による北海道函館盲学校公演。
最初の公演ゆえに私も同行。学校に着くや、校長・教頭先生と打ち合わせ。公演前に舞台に上がってもらい、装置や衣裳等に触れてもらう予定であったが、校長先生の要望で公演後の交流となった。
18名の盲学校の生徒が前に座り、近隣の交流校である八幡小の4年生115名が後部座席に。芝居が始まると喰い入るようにみつめる生徒たち。
公演終了後、盲学校の生徒は舞台に上がり、装置・衣裳に触れたり、俳優との握手、交流。ゆったり、たっぷりとした交流であった。
聾学校公演も実験公演を経ての字幕スーパー等、改訂につぐ改訂。
この事業を始めて、俳優も劇団も、そして私自身、子どもたちから″勇気・生きる力″を得ているような気がする。来年も継続してみたいと強く願っている。(石坂)