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第6節 相模原市におけるアプリケーション・パッケージ利用の現状と課題

 

6-1 アプリケーション・パッケージ利用の背景について

 

本市では、税情報や住民記録に始まり、多くのシステム構築をホストコンピュータにより行ってきており、一応の大量定型業務の電算化は完了している。一方少量非定型業務については、パソコンシステムとして業務処理を行っておりそのほとんどが、アプリケーション・パッケージを利用している。

従来、ホストコンピュータシステムの開発については、一部のシステムを除き、そのほとんどを電算システム課職員による自己開発で行ってきた。しかし、業務主管課からの新たな要求や制度改正等によるシステムの再構築にあたっては、次の理由によりアプリケーション・パッケージを利用することが効果的であると考えられる。

?@システムの開発期間が短く稼働期日に追われていること

?A地方公共団体に共通した事務処理システムでアプリケーション・パッケージが多数存在していること

?Bシステム開発要員や開発技術が不足していること

?C地方公共団体のコンピュータシステムの開発、管理、運用を、職員自ら

すべてを行うことについて、見直す必要があること

などである。このため、現在開発中(再構築)である国民年金システム及び国民健康保険システムについては、ホストコンピュータでの、アプリケーション・パッケージの利用を行っており(図-1)、今後の開発についてもアプリケーション・パッケージ利用を行っていくことと思われる。

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