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第4節 札幌市におけるアプリケーション・パッケージ利用の現状と課題

 

4-1 アプリケーション・パッケージ利用の背景について

 

札幌市の情報管理主管部門で管理するシステムのうち、アプリケーション・パッケージを用いたのは平成4年から稼働している財務会計オンラインシステムのみである。(図-1参照)

しかしながら、このシステムにおけるアプリケーション・パッケージの利用は、システムの基本制御部分等の一部であり、これ以外は新規に作り込みを行った。従って、本市はアプリケーション・パッケージをシステム開発における部品として利用したと言えよう。

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札幌市における財務会計システムは昭和44年に自己開発によるバッチシステムとして構築されたが、業務量の増大、複雑化に伴い、昭和63年にオンラインリアルタイム処理方式による再開発が検討された。当時はアプリケーション・パッケージの利用は考慮に入っていなかったが、製品として販

 

 

 

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