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2 平塚市の防災対策の現状と課題

平塚市の防災対策の現状と課題について,同市杉山鎮夫防災課長のレポートから見てみよう。

(「かんぽ資金」1995年9月号より)

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平塚市のあらまし

平塚市は、東京から五十キロメートルにあり、湘南の中央に位置する商業、工業、農業の均衡のとれた都市です。市域は、相模湾に面する約五キロメートルの海岸線から西北に向け扇形に広がり、面積は六十七・八八平方キロメートルです。

北に丹沢、西に富士を仰ぎ、南は湘南の海に臨むという四季穏やかで、豊かな水と緑に恵まれた、快適な街です。

本市は、昭和七年四月一日に神奈川県で四番目の市として誕生しましたが、昭和二十年空襲により、壊滅的な打撃を受けました。戦後は、商工業都市として復興し、昭和二十九年から三十二年にかけて七町村と合併し、現在の市域になっています。以来、湘南の中心

 

平塚市の防災対策の現状と課題

阪神・淡路大震災が発生してからはや8力月を迎えようとし、国の防災計画も発表され、緊急5カ年事業計画の策定、補助事業等の政策が公表されています。平塚市は、防災対策を充実させるため、まず機構改革を行い、企画部に地震防災計画室を設置、消防本部防災課は何でもすぐやる実行部隊として防災担当と地震対策推進担当を設置し、いざというときの準備を進めています。

杉山鎮夫  神奈川県平塚市消防本部参事兼防災課長

 

 

 

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