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ごあいさつ

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越谷市長 板川文夫

 

このたび、サンシテイ開館20周年記念事業の「飛翔音楽祭」に、市民によるオリジナル・ミュージカル「美咲フアンタジー」が盛大に開催されますことに、心からお慶び申し上げます。また開催にあたりご尽力をいただきました関係皆さまに厚くお礼申し上げます。

昭和54年にオープンしたサンシティも時の流れとともに早くも20年を迎え、本市の文化の拠点として、また市民生活に密着したコミユニテイの場として多くの皆さまに親しまれてきました。この間、社会経済情勢の変化とともに、人々の志向も量から質へ、物から心へと移り変わってまいりました。こうした中、多くの市民の首さんが参加され全員がステージづくりに携わる、まさに市民の”手づくりによるミュージカル”が公演されますことは大変意義深く、市民文化の向上はもとより、心ふれあう地域社会の実現に大きく寄与するものと確信いたします。

本日出演される皆さん、これまでの練習の成果を存分に発揮され、観客の皆さんを魅了するすばらしい公演になりますよう、そしてこの飛翔音楽祭のさらなる発展を心からお祈り申し上げ、あいさつといたします。

 

ごあいさつ

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(財)越谷コミユニティセンター館長 宮田 典男

 

サンシティホールが今年で20年目を迎えます。この間、多くの市民に支えられ、そして市民によって地域文化のともしびが少しずつ大きくなって参りました。

音響 照明を主にした改修工事が終了した翌6年度から、文化 芸術を理解する人々を増やすことを目的に『市民参加型』事業を始めました。文化は生活の中に心豊かさをもたらすもの、日々の生活の中にこそ芽生えを!と、意欲のある人々に参加して貰いました。

良い芸術を鑑賞することも大切なことでありますが、自ら演じ歌うことによって“人”の和が広がり、多くの“友”を知り、楽しい“まち”になっていくはずです。市民が参加する形の手法で文化・芸術の振興策を行っている都市は、全国で越谷市だけです。

最初の市民参加型の事業が童謡・抒情歌・唱歌による『歌のおねえさん、おかあさん&歌のファミリー・コンクール』でした。コンクールに入賞したおかあさん達を中心に歌の研究会を重ね、まちのコンサートがあちらこちらで開かれるようになりました。市民プロデューサー講座、舞台製作講習会、サンシティ音楽院(作曲、編曲コース等)、歌える会(歌の基礎講座)、声楽特別講座(ハイレベルな技術指導)の講座など26もの参加型事業を継続しながら、今日に到っています。参加型事業の特色としては、やる気のある人なら誰でも参加できる、既存の文化活動団体と競合しない、文化リーダーの育成につながるもの、等々を実施して参りました。

本日のミュージカルは、これらの参加型事業の集大成として企画したもので、3年間にわたる講座・事業で育った人々の成果を理解して貰おうとするものです。出演者は全員アマチュアの市民であり、音楽も市民の作曲です。要所にプロのチェックが入って、見栄えの良い素晴らしいものになりました。

ミュージカル《美咲ファンタジー》の出演者そしてご覧になる観客の方々の“感動”が次の活動家を生み、楽しさを期待する芸術の愛好家に変身されることを期待しております。“人の創造性”がいかに人生で楽しいことを生みだすことになるか、を証明することにもなるでしよう。

 

 

 

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