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運搬費、コスト負担、選別費、粉砕費、染料費といろいろかかるんです。しかし一番根本は皆さんの家庭から出るとき、分別と言う言葉です。読み方によって大きな意味がある、違いがあるんですね、「ぶんべつ」と言いますと、種類によって分けること、種別、部分、区別、広辞苑開いてもらったら、「ふんべつ」と読んでいただきますとね、物事のよしあしを考える、わきまえる、世間的常識を。正にドイツの一般市民、この「ふんべつ」でやっているわけです。そういう意味合いでちょっと手を加えていただいて、アルミキャップを取っていただくとかね、ミネラルウオーターはいいのですが、ジュース類の糖分が入った物があればゆすいでいただいて出していただくということをお願いしたい。それともう1点、ペットボトルからできた再生品は非常にいいものなんです。消費者の皆さん方、再生イコール粗悪品と思ってます。決してそうではないです。繊維のポリエステルのバージンのレジンより、ペットボトルのレジンが倍以上の価格するんですよ。それは皆さん方の体内に入るミネラルウオーターなんかを入れる容器ですから。繊維は着るものですから、そういういいもので作った物ですから、大いに利用していただきませんとね、我々リサイクル企業は成り立ちません。明日、草津市のリサイクルフェアに朝から寄せていただくのですが、草津市さんもペットボトルを当社で回収させていただきます。それでできました物、カーペット、一般家庭の一般市民に使っていただけるカーペットに変えさせていただきます。そういうリサイクル社会を私ども114の市町村さんでご厄介になってます。16市町村さんにやっていただく予定です。なみはや国体の横山ノック知事に着ていただいたブレザーは、手前どもが回収いたしましたペットボトルから作らせていただいたものです。資産、資源ということと再生品を活用していただくことをお願いしたいと思います。

 

川端:市民の側としてはまずリサイクルありでなくて、リフューズ、いらないものはまず断る。それからリデュース、買う量を減らす。それからリユース、使えるものは繰り返し使う。最後にリサイクルという順番でやっていきたいと思います。それでリサイクルには徹底的に協力するということで、中身もきれいに洗ってキチンと責任を持って出したいと思います。

 

濱:3点簡単に。まず1点目は事業者の皆さんに回収していただいている回収の検討会のなかで、消費者の方がペットボトルをどうしたらうまく出せるかということがあって、一つ新しい方法が発明されたのを案内しますと、まずキャップを外す、軽く水洗いします、それから台所の、例えば根来産業さんのカーペットの上に置いて、床に置くと安定しますから、カーペットの上に置いて足でべちゃっと踏みます、するとラベルが緩くなるんで、それで引っ張るか、またははさみを入れて切る。これはチェーンストア協会さんの方からお話が出て、普通はナイフ、カッターで切れということになるけれど、子どもが怪我をするよと、だからはさみぐらいならいけるからと、そうしたら先に踏んだらいいんではないか、踏むなら洗わないと汚れますからカーペットが、きれいに洗うと、しかもキャップを取らないと踏めませんから、踏むということを絶対ということにしますと他のことが全部クリアできますので、ぜひそういうことを。もう一つ、チェーンストアさんが一生懸命に回収されてるときにお客さんが増えたとか、そういうことはないのかという話で、果してプラスなのかマイナスなのか分かりませんけれども、大阪で回収していただいてですね、頑張ってるお店を支援しようという、NPOの活動ができまして、「大阪ごみを考える会」というところですけど、お店の全体のリストを作って大阪市の分別収集をしていて環境にいいからそっちへ行こうという運動を、私が紹介するのもなんですが、要するに消費者として一人ひとり、今二つ目に言いたかったのは、市民一人ひとり、私に何ができるかということです。もう一つは説明しませんが、分別収集、店頭回収のシステムのどっちがいいかということと、

 

 

 

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