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資料2

 

「踏切制御システムの開発」試作・試験・工事仕様書

 

1. 適用範囲

 

本仕様書は、都市近郊の複線区間の複数踏切を対象とした踏切制御システム(以下、本装置という)の開発についての試作、試験および工事について規定する。

 

2. 製作および構成

 

本装置全体の機器構成図は付図1、機能ブロック図は付図2による。

 

3. 構造・形状・寸法

 

統括制御装置、踏切制御装置、模擬踏切制御装置、模擬列車情報発生装置は汎用のパーソナルコンピュータを使用する。踏切制御装置に含まれる方向指示器は筐体に収容する。

形状・寸法は付図3による。

 

4. 性能

 

4.1 総合性能

 

列車検知情報を入力して、適正な踏切警報制御を行うこと。また複数の踏切制御装置をネットワークで結び、踏切間で情報が補完できるようにすること。

 

4.2 踏切制御装置

 

列車検知情報、列車種別情報、統括制御装置からの情報を入力して定時間処理、踏切制御処理を行い、警報制御情報を模擬列車発生装置、模擬踏切制御装置、統括制御装置に出力する。また、警報状態、警報区間内の列車本数から求められた列車在線情報を方向指示器に出力する。

(1) プログラム制御方式

(2) 電源 AC100V

 

4.3 統括制御装置

 

踏切制御装置からの情報を入力し、モニタ表示するとともに、踏切制御装置に対して列車在線情報、回復情報を出力する。

(1) プログラム制御方式

(2) 電源 AC100V

 

4.4 保安伝送器

 

統括制御装置と複数の踏切制御装置間の保安情報伝送を行う。

 

 

 

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