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4.5 列車進行方向指示器(列車接近表示つき)の設計

 

4.5.1 設計の方針

 

(1) 現在設備に対して、設備機器を増やすことをせずに実施する。

従来の列車進行方向指示器に置き換えて、設備可能なものとする。

(2) 列車通過待ちをしている歩行者や運転者に対して、踏切遮断がどの様な列車運行状態でなされているかを知らせることができるものとする。

 

4.5.2 設計の詳細

 

(1) 構成

本装置は、下記の?@〜?Bから構成される。

?@ 表示部

?A 表示制御部

?B 入力部

構成図を図4.5-1に示す。

 

052-1.gif

 

(2) 機能

?@ 踏切制御装置からの表示条件を受けて、所定の表示を行う。

?A 列車接近のない場合は、踏切道があることの注意を喚起する表示をする。

列車接近がある場合には、列車接近方向はもちろん、列車接近状態(続行があること)をも表示する。

 

4.6 模擬列車情報発生装置の設計

 

4.6.1 設計の方針

 

(1) 本装置は、実際に収集したデータあるいは任意に与えたデータを基にして、列車走行イメージを発生させ、その情報を統括制御装置および各踏切制御装置に出力する機能を有するものとする。

(2) 踏切制御装置から出力される情報に基づいて、遮断時間短縮の効果分析や分析結果の出力を行う。

 

 

 

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