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幹事長(兼) 泉  隆      日本大学

 

幹事     相浦 孝範    運輸省鉄道局

 

同      松良 精三    運輸省鉄道局

同      押立 貴志    運輸省鉄道局

同      箕田 誠     運輸省鉄道局

同      水間 毅     運輸省交通安全公害研究所

同      渡辺 郁夫    財団法人鉄道総合技術研究所

同(兼)   青木 俊幸    財団法人鉄道総合技術研究所

同      中原 幹夫    東京都交通局

同      佐藤  守    東京都交通局

同      松田 明行    帝都高速度交通営団

同      佐藤 公一    帝都高速度交通営団

同      佐々木 孝一   東日本旅客鉄道株式会社

同      宮原 功     小田急電鉄株式会社

同      町田 亘啓    西武鉄道株式会社

同      高山 晴彦    株式会社京三製作所

同      栗原 敏路    日本信号株式会社

同      角田 政志    大同信号株式会社

同      小川 真一郎   株式会社東芝

同      駒谷 喜代俊   三菱電機株式会社

同      石原 正彦    三菱電機株式会社

同      若松 正晴    三菱電機株式会社

同      金子 達史    三菱電機株式会社

同      山崎 友賀    三菱電機株式会社

 

幹事兼事務局 長嶋 真     三菱電機株式会社

同      江浦 文昭    三菱電機株式会社

同      舘 精作     三菱電機株式会社

同      落合 統     三菱電機株式会社

同      徳丸 真     三菱電機株式会社

事務局    平田 恵司    三菱電機株式会社

同      長谷川 集三   社団法人日本鉄道電気技術協会

 

1. 概要

1.1 研究の目的

 

本研究は、高密度輸送線区におけるラッシュ時の混雑緩和と、列車遅延の抑制を目的とし、輸送力と旅客需要の不均衡を極力少なくすることによって、高密度輸送の快適化を推進しようとするものである。このために従来比較的着目されていなかった乗客の流れに着目し、これを誘導・制御することにより、高密度輸送線区における乗降時間の短縮、列車遅延の防止を行う手段について開発、検討を行う。

平成8年度の研究では、高密度輸送線区におけるラッシュ時に実測された乗降状況に基づいて、扉毎の混雑度と降車人数と乗車人数から乗降時間を計算する乗客流シミュレータを開発した。このシミュレータは乗車客の発生間隔を考慮していないが、停車時分を一定の精度で計算できることを確認した。

さて、乗客誘導の実用化を判断する際には、実測した乗降状況および列車運行状況をもとに、乗客誘導を実施する基準と効果を明らかにすることが必要である。また、乗客誘導の案内方法を具体的に示し、誘導の可能性を明らかにすることも必要である。そこで、平成9年度はまず実測された乗降状況と列車運行状況から乗客誘導の可能性と実施基準を調査する。そして、列車運行シミュレータを開発し、平成8年度に開発した乗客流シミュレータと組み合わせることにより、乗客誘導による停車時分短縮効果及び列車遅延防止効果を定量的に試算する。さらに、乗客誘導案内装置を試作して、乗客誘導の可能性を検証する。

 

 

 

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