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1 都道府県名

 

東京都

 

2 モデル地区名

 

中目黒駅前及び祐天寺駅前周辺モデル地区

 

3 重点となる活動項目

 

(1)「目黒地域安全の集い」の開催

(2)防犯、防災訓練の実施

(3)環境浄化活動

(4)防犯座談会

(5)防犯パトロール

 

4 活動事例

 

〜「目黒地域安全の集い」の開催〜

平成9年7月19日(土)、東急横浜線「祐天寺駅コンコース内」において「目黒地域安全の集い」を開催した。「ひったくり犯罪」の多発に伴い、地域住民に対する被害防止対策の一環として、管内住民多数を集め、モデル地区活動指導員及び推進員のほか、目黒青年、目黒高齢者、目黒ヤング・ミセス各ボランティア推進員、目黒母の会、目黒ふれあい連絡協議会、目黒交通安全協会、同青年部、同推進協議会、目黒区等の協力を得て「ひったくり被害防止」及び「ひったくり事犯に関する情報提供」の呼び掛けを実施した。

はじめに、目黒警察署長が管内の犯罪等治安情報について説明した後、「夏の地域安全運動」に対する協力と、犯罪防止のための自主的活動を要請した。続いて、目黒防犯協会長が、犯罪を防止するには地域の皆さん方が防犯に関心を持ち、隣近所が協力して自主的にパトロール等を実施し、「自分たちの街は自分たちの手で守ろう」 という気概をもって活動するよう、協力を呼び掛けた。

第一部として、一日目黒警察署長として迎えた「葛山 信吾」さんのトークショウ、ひったくり事犯に関する連想ゲームを実施した後、「自分たちの街は自分たちの手で守ろう」と参加住民に呼び掛けた。

第二部として、「ひったくり犯罪防止の実演」を実施し、被害防止の普及浸透を図った。第三部として、放置自転車追放作戦を実施し、祐天寺駅前周辺の環境浄化に務めた。

その他、「ふたば号」による防犯器具の展示、サインカーによる各種犯罪及び交通事故防止の呼び掛け、電光掲示板によるオウム特別手配被疑者の情報提供依頼の呼び掛けを実施した。(この「目黒地域安全の集い」の模様は、東急ケーブルテレビ、サンケイ新聞で報道された)

 

5 モデル地区活動の効果

 

モデル地区内の犯罪発生件数は、「中目黒駅前周辺」で総数前年比-8件、「祐天寺駅前周辺」で総数前年比-20件と大幅に減少させることができ、キャンペーン等の活動に犯罪防止、犯罪抑止効果が認められた。

 

 

 

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