(4)高齢者保護活動
ア 「シルバーSOSネットワーク十和田」設立運用開始
イ 高齢者対象の地域安全教室の開催、高齢者世帯への小冊子等の配布
ウ 高齢者を犯罪と事故から守る集いの開催
工 社会福祉協議会、民生委員等と連携した高齢者世帯訪問活動の展開
(5)災害・故防止活動
ア 阪神・淡路大震災のスライド上映を交えて、十和田市役所職員が災害時のボランティア活動について講演会の開催
イ 町役場が主催して実施した防災訓練に防犯指導隊が参加
ウ 山岳遭難防止訓練に防犯指導隊も参加した。
工 水難危険箇所を巡回し、環境整備や立看板等を設置
【参考事例】
〜チャイルド・サポート運動〜
「変質者に注意」立看板の設置・ステッカーの配布
全国的に女性や児童を対象に変質者の犯罪が発生している。当地区管内においても、女子生徒に抱きついたり、陰部を露出する事案が発生するなど子供を持つ家庭に大きな不安を与えていた。このようなことから、地域ぐるみで子供を守るため、管内の通学路及び公園等に防犯指導隊も参加して、60ケ所に設置した。十和田地区防犯ポスターコンクール応募作品81点の中から選考して看板のイラストとしたものである。地域住民に広報啓発するとともに登下校時重点にパトロールを実施した。
ステッカー300枚作成、防犯連絡所等に配布、被害防止に大きな効果をあげた。
〜少年とのふれあい活動〜
「縄文土器つくり」
少年の非行防止と健全育成を目的に、十和田市深持鯉艸郷において、市内の小学生、防犯指導隊員党40余名参加、縄文人玄先生(中野渡広美)から、「縄文土器つくり」の指導を受け、防犯指導隊員に手伝ってもらいながら、3時間にわたって、おもいおもいの土器をつくり、縄目をつけて体験学習し、有意義なふれあい活動を実施した。
5 モデル地区活動の効果
モデル地区に指定されたことにもない、管轄警察署管内の各自治体関係者の地域安全活動に対する認識が深まった。
また、地域安全活動にたいする住民の参加意識も高揚し
・薬物乱用防止キャンペーン、チラシの配布
・「チャイルド・サポート運動」こどもを変質者から守ろうステッカーの配布
・高齢者社会に向けての対策「シルバーSOSネットワーク十和田」の設立
等により地区防犯協会の各支部を中心に子どもからお年寄りまで、自らの手で住みよい街をつくろうとする気運が確実に醸成されてきている。
青少年に悪影響を与えるテレクラ・ツーシヨットダイヤル等の有害ビラの撤去、有害図書の発見活動を各地域住民が町内会単位で継続的に展開されている。
「こどもを有害環境から守ろう」と町から県内に波及し、青少年健全育成条例を改正した。
さらに、自転車盗難防止のため、防犯指導隊が中心となり、乗り物防犯診断を実施、自転車盗の発生抑止に大きな効果があるものと期待される。