日本財団 図書館

共通ヘッダを読みとばす


Top > 社会科学 > 社会 > 成果物情報

フランスの出生動向と家族政策−少子・高齢化に関する国際研究−

 事業名 高齢化社会対策推進のための調査研究等
 団体名 エイジング総合研究センター 注目度注目度5


非婚カップルは法的には一つの世帯を築いているとは見做されないので、場合によってはカップルは二つの片親家庭を築いているかのように特典を得ることさえできる。税制に関しても、非婚カップルは、婚姻カップルのように世帯所得として夫婦の合計所得を申告しなくて良いために有利であった。しかし特に1987年からは税制上の改定が徐々になされ、現在では税金の申告に当たっては非婚カップルは婚姻カップルと同様の扱いになった。税制改正があった翌年には結婚数が増加している【注3-5】。自由結婚には経済的なメリットがあったことも注目すべきではあるが、非婚カップルの増加は、人々が結婚という形式にこだわらなくなった結果であると見るべきであろう。

生活研究センター(CREDOC)が行ったアンケート調査(1989年)では、フランスの若者の多くは、「2人で生活する利点と欠点を結婚する前に確かめること」を望んでいるという結果が現れている。これは18歳以上では3人に1人を上回る者の意見であるが、18-24歳の年齢層での割合はさらに55%と高い。しかし自由結婚は「実験的結婚」が唯一の理由ではない。34%の回答者は、現実的な理由(結婚するための資金がいること、離婚する場合には費用がかかること【注3-6】、種々の手続きの手間を避けるなど)をあげている。「自分の自由を守るための手段だ」と答える者は20%である。「結婚制度を否定すること」を理由としているのは10%に過ぎないが(非婚カップルは20%)、高学歴者の割合(23%)は低学歴者の3倍高くなっている。また若い女性は男性より自由結婚を好む傾向にある。この方が男女平等のように感じること、よりフレキシブルであること、結婚より法的拘束が少ないことが理由とされている。

 

040-1.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






サイトに関するご意見・ご質問・お問合せ   サイトマップ   個人情報保護

日本財団会長笹川陽平ブログはこちら



ランキング
注目度とは?
成果物アクセスランキング
96位
(31,497成果物中)

成果物アクセス数
130,229

集計期間:成果物公開〜現在
更新日: 2019年10月12日

関連する他の成果物

1.札幌市高齢移動者実態調査研究報告書
2.21世紀・高齢社会における横浜市民の生活環境に関するモデル調査研究報告書
3.東アジア地域高齢化問題研究−都市の少子高齢化と高齢化社会対策シリーズ?T−
4.STATISTICAL ABSTRACTS OF AGING IN JAPAN
5.「高齢化社会対策推進のための調査研究等」の報告書
6.「交通安全母の会による地域の交通安全活動の手引き」
  [ 同じカテゴリの成果物 ]


アンケートにご協力
御願いします

この成果物は
お役に立ちましたか?


とても役に立った
まあまあ
普通
いまいち
全く役に立たなかった


この成果物をどのような
目的でご覧になりましたか?


レポート等の作成の
参考資料として
研究の一助として
関係者として参照した
興味があったので
間違って辿り着いただけ


ご意見・ご感想

ここで入力されたご質問・資料請求には、ご回答できません。






その他・お問い合わせ
ご質問は こちら から