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・転出前・後の住宅の所有関係の変化では、老人ホーム等が増加。

・生活環境による移動理由として「地域の自然環境を求めて」が1割。

・転出して「よかった」という者が多いのは、本人が老人ホームや、病院に入る場合や、本人や家族の事情、住宅事情による転出の場合。

・生活環境による移動理由別で転出して「よかった」という者が多いのは、保健・医療、福祉サービスの充実を理由にしている場合。

・生活環境による移動理由別で転出後の生活環境が「よくなった」という者が多いのは、保健・医療サービス、福祉サービスの充実を転出の理由とする場合。

 

市内転居者のみの特徴

・世帯主の変化:変化なしが7割。変化は本人から子と、子から本人へというパターン。

・世帯構成に変化はない。

・市内転居前・後の住宅の所有関係の変化では、老人ホーム等が増加。

・出生地:札幌市内生まれが2割。

・随伴移動者:本人のみが4割。配偶者とともにが3割。子とともにが2割。

・移動理由:「住宅事情」が4割。「老人ホーム等に入所のため」が2割。

・後期高齢者の移動理由は、「老人ホーム等に入所するため」が4割。

・市内転居して「よかった」という者が多いのは、配偶者との死・離別や、本人が老人ホーム等に入るための市内転居の場合。

・生活環境による移動理由別で市内転居後の生活環境が「よくなった」という者が多いのは、福祉サービスの充実を市内転居の理由とする場合。

 

転入、転出、市内転居の比較

・転入者は転出者より活動能力が若干低い。

・転入者は転出者より介助を必要とする者の割合が大きい。

・転入者は転出者より医療機関に入院している者の割合が大きい。

・転入者は転出者より高齢者施設に入所している者の割合が小さい。

・転入者は転出者より介護を受けている者の割合が小さい。

・移動前は、転入者のほうが、転出者より介護をしていた者が多い。移動後は転入、出で差はない。

・転入者は転出者より医療サービスを利用している者の割合が大きい。

・移動前は転入、転出で福祉サービス利用状況に差はない。移動後は転入者のほうが利用者の割合が低い。

・転入よりも転出者の方が世帯規模は縮小の傾向が強い。市内転居は変化しない。

・転入、転出よりも札幌市内生まれが多い。

・転入と転出の移動理由では、転入は「病気」、「病院に入院するため」が多く、転出は、「老人ホーム等に入所するため」が多い。

 

 

 

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