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転入者の場合、転居の理由の中で、転入後の生活環境が「よくなった」という評価の最も多いのは、「家族の介護を必要とするため」で、74.9%の者が転入後の生活環境が「よくなった」と評価している。以下「家族と別居するため」(73.8%)「住宅事情」(61.6%)と続く。転入の場合、「よくなった」という評価が多いのは、本人や家族の事情の場合であり、本人が病院や老人ホーム等に入院、入所する場合ではない。

転出の場合は、生活環境が「よくなった」という評価の最も多いのは、「病気のため」で、73.5%の者が転出して生活環境が「よくなった」と評価している。以下「家族と別居するため」(67.7%)、「老人ホーム等に入所」するため(66.5%)と続く。転出の場合、「よくなった」という評価が多いのは、本人や家族の事情の場合や、本人が老人ホーム等に入所する場合である。

市内転居者では、転居して生活環境が「よくなった」という評価の最も多いのは、「老人ホーム等に入るため」(71.2%)であり、次いで、「家族と別居するため」(65.4%)、「家族と同居するため」(62.2%)と続く。市内転居の場合、生活環境が「よくなった」という評価が多いのは、本人が老人ホーム等に入所する場合や、本人や家族の事情の場合である。

 

・転入者は、生活環境に対する評価が高いのは、本人や家族の事情の場合。

・転出、市内転居者とも、生活環境に対する評価が高いのは、本人や家族の事情、本人が老人ホーム等に入所する場合。

 

● 生活環境による移動理由別(表7-2-5、7-2-6、7-2-7)

生活環境による移動理由別の移動後の生活環境に対する評価をみる。

転入者の場合、生活環境による転居の理由の中で、転入後の生活環境が「よくなった」という評価の最も多いのは、「自然環境を求めて」で、89.2%の者が転入後の生活環境が「よくなった」と評価している。次が「教育施設や文化的な環境を求めて」(81.8%)であった。

転入の場合、「よくなった」という評価が高いのは、自然環境や文化的環境である。

転出者の場合、生活環境による転居の理由の中で、転出後の生活環境が「よくなった」という評価の最も多いのは、「保健・医療サービスが充実している」

 

 

 

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