転出者では、前住地での居住年数が3年未満の者では「住宅事情」が32.4%と特に多く、3年以上では居住期間に関わらず「家族と同居するため」が一貫して最も多い。前住地での居住期間が20年以上の者では「家族の介護を必要とするため」も他の居住期間の層に比べて特に多い。
市内転居者をみると、前住地での居住年数に関わらず「住宅事情」が最も多い。
(2) 地域の生活環境による移動理由(表6-2-1)
● 転入者
地域の生活環境の状況による転居の理由を尋ねた結果をみると、転入の場合は「医療機関等の保健・医療サービスが充実しているから」(16.1%)が最も多い。この理由は、転出の場合は2.4%しかみられず、転入者に特徴的である。
・転入者は、「医療機関等の保健.医療サービスが充実しているから」が2割。
● 転出者
転出の場合は「地域の自然環境を求めて」(13.7%)が最も多い。「老人ホーム、ホームヘルパー等の福祉サービスが充実している」を挙げる移動者は転入(4,9%)、転出(4.3%)の場合で差はみられない。
・転出者は、「地域の自然環境を求めて」が1割。
● 市内転居者
市内転居の場合は、「老人ホーム、ホームヘルパー等の福祉サービスが充実している」(19.7%)が最も多く、転入、転出とは大きく異なっている。