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から1割、他の地方から1割となっている。

● 転出者

転出者の現住地つまり転出先を北海道内と北海道外とに分けると、道内他市町村を現住地とする者が67.3%を占めており、遣外を現住地とする者は32.7%である。道外を「東北」、「関東」、「甲信静」、「中部」、「近畿」、「中国・四国・九州」に区分すると、「関東」地方が転出者全体の20.6%で最も多く、他の地方はすべて約3%ずつで、少ない。札幌市からの転出者は約7割が北海道内へ転出し、他は関東地方へ2割、他の地方へ1割となっている。

転入者と転出者は、地域的にはほぼ同様の高齢者の行き来がみられる。

● 年齢別

転入者の年齢別では、65〜74歳の前期老年人口と75歳以上の後期老年人口とに分けた場合、北海道内からの転入の割合は前期高齢者は78.0%、後期高齢者は79.1%で、ほぼ同様の割合である。

転出者の年齢別にみると、転入の場合と同様、前期高齢層と後期高齢層で、北海道内への転出の割合はほぼ同様の割合(前期:67.4%、後期:67.1%)である。

● 男女別

男女・年齢別にみると、特に男の後期高齢者(該当者数88人)で北海道内への転出が減り、関東・中部地方への転出が増えることが目立つ。

 

・転入、転出者:7〜8割が道内での行き来。1割が関東地方との行き来。

 

(3) 前住地での居住期間(表5-3-1)

● 転入者

転入者の前住地での居住期間をみると、前住地に「20年以上」住んでいた者が半数以上を占めている。次いで3年間から10年間住んでいた者が約2割。10年間から20年間住んでいた者、前住地に住んで3年未満の者が各1割、となっ

 

 

 

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