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市内転居を転入、転出と比較すると、移動による世帯主の変化は、先程も述べたように、転入者と転出者では差はないが、市内転居では、変化なしの割合が高い点と、変化ありでは本人から子へ世帯主が移る場合がさほど多くない点が特徴的である。

 

・転入、転出者に共通する性質として、世帯主への変化は変化なしが7割。変化は本人から子へ移るパターン。

・市内転居者は、世帯主の変化なしが7割。変化は本人から子へのパターンと、子から本人というパターン。

 

(3) 世帯構成の変化

ここでは世帯構成を、単独世帯、夫婦のみ世帯、2世代世帯(本人と配偶者と子の世帯、及び、本人と配偶者と親の世帯)、その他の世帯に分ける。

● 転入者(表3-3-1)

転入者では転入前・後で単独世帯は22.4%から11.4%まで半減し、夫婦のみ世帯も35.6%から24.6%に減少、2世代世帯(うち、本人と配偶者と子の世帯は7.6%から15。8%へ増加。また本人と配偶者と親の世帯は0.2%から0.6%へやや増加)は7.8%から16.4%に増加、その他の世帯は30.0%から44.0%に増加している。つまり転入では、移動後に単独世帯は半減、夫婦のみ世帯は減少し、2世代世帯とその他の世帯が増加する。

● 転出者(表3-3-2)

転出者では転出前・後で単独世帯は22.4%から12.4%まで半減し、夫婦のみ世帯は27.9%から31.1%に増加、2世代世帯=本人と配偶者と子の世帯(本人と配偶者と親の世帯は、転出前も後もみられないため)は7.3%から8.1%へやや増加、その他の世帯は39.7%から46.3%に増加している。つまり転出では、移動後に単独世帯が半減し、夫婦のみ世帯は増加、2世代世帯はやや増加、その他の世帯は増加している。

 

 

 

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