日本財団 図書館


● 移動者の配偶関係

このように、高齢移動者の配偶関係をみると、転入、転出のいずれにおいても、男の場合は、7割以上は有配偶であるのに対し、女の場合は、有配偶は2〜3割程度にすぎない。有配偶者の割合は、男女ともに転入、転出でさほどかわらない。年齢別には転入、転出のいずれにおいても、有配偶者の割合は、男女ともに、前期高齢層のほうが後期高齢層を大きく上回っているが、その割合は、いずれの年齢層においても、男のほうが女を著しく上回っている。

● 市内転居者

市内転居者の配偶関係をみると、男は、その69.0%が有配偶であるのに対して、女の場合は、有配偶は30.4%に過ぎない。無配偶者についてみると、男の場合、死別は16.1%、離別は5.9%、未婚は2.7%であるのに対して、女の場合は、死別が51.4%、離別が9.4%、未婚が5,0%である。前期高齢層と後期高齢層とにわけると、男の場合には、前者では、有配偶が72.7%であるのに対して、後者では、有配偶の割合は58.8%である。女の場合には、有配偶は、前期高齢層では41.2%であるが、後期高齢層は14.1%である。

以上のように、市内転居者の配偶関係の傾向は転入、転出と同様である。

 

028-1.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION