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第4章 宮田町のまちづくりにかかわる事業・活動の類型化と協働のあり方

 

1 事業・活動の整理

 

(1) 目的

 

本町のまちづくりに係わる事業のメニューは、いくつかの報告書などで相互調整未了の状態で列挙されているが、ここではそれらを整理して考えていく上で、フェニックスプラン(平成7年度)に提起されているさまざまな事業をベースにする。それに加えて、その他に想定される事業も考慮に入れ、現状で想定しうる事業メニューをひろいあげ、その項目や内容を確認整理する。

したがって、ここでは想定される事業が総花的にあげられているが、これは事業計画の総体を示している訳ではなく、事業・活動の性格や特性を探るためであり、それぞれの内容や実現可能性については、今後の課題とする。

 

(2) 事業・活動の特性

 

事業の内容は、ハード事業からソフト事業まで多岐にわたっている。ハード事業のなかでは、その用途機能が明らかになった公共施設の他に、未利用地の活用方法がいくつかみられることが特徴的である。今後の計画の進展によっては、想定されている施設が、未利用地の利用方法と一体化する可能性もある。

事業の多くは、その事業化の過程で、計画、事業化、運営などの段階を内包しており、ここでは、それらを厳密に細かく分けて整理していない。その事業に係わりがあるハード事業、ソフト事業という形で区分した上で、さらに細かな事業の項目として整理して、複合的な事業の内訳を示している。

ここで想定されている諸事業計画のほとんどは、一部地域に限定されたものを除けば、その多くは住民や企業などの活動を導入することによって事業や計画の内容を豊かにすることが明らかに期待できるものである。例えば、図表4-1の中でも?、?、?、?、?、?、?、?、?、?、(21)、(22)、(23)などは、住民サイドの積極的な参加が期待できるものといえるだろう。

 

 

 

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