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(2) 住民の意識

ア 住民ニーズとしてあげられる施設

資料としては若干古いが、本町の住民ニーズを知るための資料として「ふるさと創性事業アイデア募集集計表」(平成元年:倉橋町)がある。この中では地域のアイデンティティ(個性)の確立が最も多く20%を占め、環境保全や地場産品の開発、人材の育成など多方面にわたっている。廃校転用に絡むものとして、ホテル、博物館、健康、在宅福祉サービスなどがあげられる。

イ デイサービスへのニーズ

「高齢者ニーズ調査報告書」(平成5年6月:倉橋町)によると、要介護高齢者のデイサービスに対する利用意向は17.0%と低いが、この制度を知らないと答えた人が48.4%であり、認知度が低く、デイサービスの潜在的利用者は多いといえる。

ウ 文化教育施設への住民のニーズ

「ふるさと創性事業アイデア募集集計表」の結果によると、船舶に関する博物館、海洋博物館といった施設があげられ、また、郷土文化研究に関しては、1.伝統文化の継承、歴史資料保存など社会教育の充実、2.地域特産品の開発、地場産業の育成、3.人材育成、海外派遣研修制度、4.イベント開催、5.生涯学習が求められている。なお、広域的ニーズについては、呉地方拠点都市地域の形成促進調査報告書(呉地方拠点都市地域推進協議会:平成9年3月)によると、呉市海事博物館(仮称)との類似施設による広域的ネットワークの形成があげられている。

エ コミュニティ施設への住民のニーズ

本調査研究に伴い実施した、本年度廃校となった小学校の属する三地区の各種住民や団体を対象にしたヒアリングでは、「若い婦人のバレー球技が行われている」、「高齢者の俳句や琴などのサークル活動がある」、「本来利用の対象外である比較的元気な老人がたちばな苑に集まる」、「余暇の遊び方を知らない」、「リーダーがいない」、「キッカケがあれば違うかも」などの意見があり、コミュニティ施設に対する潜在的ニーズがうかがえる。

 

 

 

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