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第2章 城北地域のレクリエーションに係る社会・経済の現況

 

1. 城北地域を構成する4町村の状況

 

(1) 地域の状況

ア 位置、概況

本地域は茨城県県央地域に位置し、東は県都である水戸市、南は笠間市、北は緒川村、大宮町、那珂町にそれぞれ接するとともに、西側は栃木県茂木町に接する県際地域である。

水戸市の中心から本地域までは10km〜30kmの距離にある。また、東京からは約100km圏に位置し、時間距離では約2時間圏である。

(ア) 常北町

常北町は本地域の南東部に位置し、水戸市と接している。町域の東端部には那珂川が流れ、その支流である西田川や藤井川が町の中央部を流れる。

町域の過半を占める平野部では水田が広がり稲作が盛んであるが、近年は宅地開発が進みつつあり、本地域内町村の中では都市化の傾向が顕著である。

また町の西側は丘陵地域であり、茶や園芸作物が栽培されている。

(イ) 桂村

桂村は常北町の北側、本地域の中央部にあり、北東側で大宮町に接している。大宮町との境には那珂川が流れ、その支流である桂川を含み周囲に平地が広がる。

村域は東側の平地部と西側の丘陵部にほぼ2分され、平地部では国道123号沿いに集落が連なり、その周囲には水田が広がる。丘陵部では山林、谷津国、畑が分布し、最西部の御前山村、七会村と接する部分では深い山林が広がっている。

(ウ) 御前山村

御前山村は桂村の北側、本地域で最も奥まった位置にあり、西側は栃木県(茂木町)に接している。村の中心部には国道123号と平行して東西に那珂川が村域を2分して流れ、流れに沿って平地が分布する。

那珂川沿いに分布する平地を挟みその南北には山林が広がり、桂村、七会村との境界に近い部分では勾配の急な地形がみうけられる。

 

 

 

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