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・里: [現状]多くの地元住民の生活拠点となっている市街地は、裾野の平坦部及びその周辺に形成されている。

[方向]山麓全体からみると、広域からのアクセスとなる玄関口として、道路網などの整備とともに、文化の香りがするまちなみづくりや、周りの豊かな自然を生かしたエコシティとしての整備などが貴重となる。

 

(4) 山麓毎の特性を生かした整備

・東麓: 市街地に近く、都市的集積や観光レクリエーション施設の集積を生かし、山麓の活動拠点として位置づけられるとともに、山麓全体の中で新たな需要に対応した再整備や、景観などを中心としたアメニティの創出に取り組んでいく。

・南麓: 南面の恵まれた自然条件を生かし、広域農道の整備に合わせた観光農業の展開や、新たなライフスタイルに対応した定住やレクリエーションの場づくり、さらには歴史的資源を生かした拠点づくりに取り組んでいく。

・西北麓: 草津、軽井沢など後背地域との接続を図りながら、森林資源を生かした都市農村交流拠点を形成する。また、東麓、南麓との交通を確立し、山麓周遊ルートの中で吸引を図る。

 

(5) 市町村毎の取り組みを生かした整備

各市町村が現在取り組んでいる行政施策を踏まえ、これまでの集積や新たな取り組みの方向を生かしつつ、しかも、それらを補完し、相乗的な効果に引き上げるような活性化方策を重視していく。

 

(6) 山麓のキーワード

活性化の基本戦略を象徴的でわかりやすいキーワードで表現していく。例えば次のように表わすことができる。

・青: 榛名山のイメージカラーを表現

・波: 榛名山のやまなみ、むらなみ、まちなみなどの景観を表現

・環: 広域の連携や、道路、人などのネットワークを表現

 

 

 

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