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第4章 関連整備・連携事例

本章では、山麓地域の活性化を検討する上で参考となる次の事例を取り上げ、それぞれ検討した。

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1 総合整備事例

 

(1) 赤城山周辺地域振興構想調査

赤城山周辺の保全・整備のあり方や可能性について調査・研究し、将来像の一つを「あかぎ21構想」として提示した。調査対象地域は14市町村で、人口約40万人(59年当時)、面積11万740ha(対象区域3万6,830ha)である。

ア 「あかぎ21構想」

「あかぎ21構想」は、「基本理念」として赤城山と周辺地域の21世紀を見越した存在形態と役割について、要約すると次のように定めている。

?赤城山のシンボル性と森林地帯という、自然形態の永遠性を求める。

?自由時間生活の場として群馬県をアピールする。

?上記の理念をふまえた、豊かな地域文化を創造する。

?高齢化、情報化、国際化など新たな課題へ対応した先駆的な展開をしていく場とする。

「基本方針」として保全・整備及び開発の方針を以下のように定めている。

?自然環境保全・整備のマスタープランの策定

?「山麓エリアの開発・誘導マスタープラン」の策定

?「あかぎ21構想」の実現化方策

 

 

 

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