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■事業の内容

(1) ポシドニア 96国際海事展への参加
 [1] 開催場所  ギリシャ・ピレウス
 [2] 開催期間  平成8年6月3日〜7日
 [3] 展示面積  250.5平方メートル
 [4] 展示内容
   業界統一展示方式により、模型・実機、写真パネル、マルチビジョン・システム等を使用して、下記の基本テーマにて日本造船業の技術の優秀性をPRする。
  a.最新鋭船舶
  b.環境対策、安全管理、合理化等関連技術
  c.その他
  d.受付、応接室、マルチビジョン・システム・コーナー、カタログ・コーナーの設置

 [5] 実施内容
  a.展示装飾資材(国内制作分)の輸送
   見積合わせの結果、(株)日成を選定し、展示貨物の梱包、輸出通関業務、便船への船積みを行った。
  b. 展示装飾資材の現地制作・施工
   二度に亘る見積合わせの結果、ドイツ・ANF社を現地装飾業者として選定し、同社と契約を締結した。
   同社は契約締結後、直ちに制作を開始し、ドイツ並びに日本からの貨物を搬入後は、現地において基礎工事、会場据え付け工事を行い6月1日工事を完了した。
  c. 展示会
  d. 派 遣   4名 平成8年5月16日〜6月15日
              〃  5月27日〜6月10日
              〃  5月31日〜6月9日
              〃  5月27日〜6月15日

(2) ノルシピング'97国際海事展への参加準備
 [1] 開催場所  ノルウェー・オスロ
 [2] 開催期間  平成9年6月10日〜13日
 [3] 展示面積  189.5平方メートル
 [4] 展示内容  
   業界統一展示方式により、模型・実機、写真パネル、マルチビジョン・システム等を使用して、下記の基本テーマにて日本造船業の技術の優秀性をPRする。
  a.最新鋭船舶
  b.環境対策、安全管理、合理化等関連技術
  c.その他
  d.受付、応接室、マルチビジョン・システム・コーナー、カタログ・コーナーの設置

 [5] 実施内容
  a.展示小間の予約
   第262回広報委員会展示部会において基本参加方針を検討し、統一展示方式により、わが国造船業の存在並びに技術力の優秀性を強力にアピールする展示を展開することに決定した。
   また、当初、(財)日本海事協会が、ギリシャのポシドニア国際海事展と同様に本組合小間に合同で参加する計画であったが、同協会の都合により参加を取り止める旨連絡があり、今回のノルシッピング'97は従来通り本組合単独の参加となり、展示小間190平方メートルの予約申込を行った。(実際の面積は展示会事務局の都合により、189.5平方メートルとなった。)
  b.展示方針及び内容の決定
 第263回広報委員会展示部会において、予め集めておいた各社希望出品物一覧を検討し、出品物を決定した。また、展示デザイン仕様書については、従来、船型別にコーナー分けをしていたプランを、船型別に大まかなブロック分けとし、やや弾力性を持たせた点と、マルチヴィジョンを9面から4面にして、来場者が映像を観やすくするよう改訂し、より良いデザインが期待できるものとした。
  c.展示装飾資材の国内政策
   (a) NOR−SHIPPING'97デザインコンペ
     デザインコンペ参加希望業者3社((株)ダイヤ・ピーアール、(株)日本プロジェクト、(株)ノイ)に対し、展示デザイン仕様書に基づき、コンペ説明会を開催した後、第264回広報委員会展示部会においてデザインコンペを行った。この結果、デザイン的に最も優れ、なおかつ予算内に収まっていた(株)ダイヤ・ピーアールを、一部デザイン修正を条件に選定した。
   (b) 装飾デザイン・国内資材制作の請負契約の締結
 デザインコンペの結果に基づき、デザインの一部修正完了後、(株)ダイヤ・ピーアールと装飾デザイン・国内資材制作の請負契約を締結した。
     同社は契約締結後、直ちに制作を開始し、3月19日展示装飾資材の制作が完了し、同日指定倉庫に搬入した。
     全ての作業が契約通り、確実に完了したことを確認し、3月25日に完了時分の支払を請負業者に送金し、本事業を完了した。
■事業の成果

本事業は、ポシドニア'96国際海事展に参加し、ギリシャ船主をはじめとする欧米船主との交流を深めるとともに、ノルシッピング'97国際海事展の参加準備を実施したものである。
 これら国際海事展において船主・荷主等海運関係者並びに報道関係者に対してわが国造船業の技術力の優秀性を積極的にPRすると同時に、当該船主との交流の強化並びに日本造船業の存在を強力にアピールすることに大きく寄与している。





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