■事業の内容
(1) 実行委員会の開催 実行委員会(委員会 野本敏治東京大学教授・日本造船学会理事、実行委員9名)を発足させ、実行委員会を5回開催し、本事業で実施する項目、内容、手法等の検討を行った。 (2) インターネット・サーバー・システムの構築 日本造船学会のインターネット・サーパー・システムを東京大学に設置した。このサーバー・システムに学会ホームページの開設、電子メールなどの情報サービスに必要な環境を整備した。 [1] 学会ホームページの開設 学会ホームページを開設し、試験運用を開始した。11月14日〜15日広島で開催された造船3学会連合大会に紹介し、その後も内容の充実のための作業を継続しており、正式公開時間を検討中である。 [2] メイリング・リスト・システムの設定 学会における各種委員会等の連絡業務を効率化するために委員会メンバー間のメイリング・サービスを支援するメイリング・リストを設定し、運用に供している。既に幾つかの委員会が利用しており、連絡・討議等の省力化に貢献している。 (3) 学会情報データベース・システムの構築 日本造船学会事務局に吹く数台の計算機を購入し、ネットワークを構築する等して情報処理インフラの整備を行った。 [1] 主な購入機器 ・パーソナル・コンピューター5台 ・プリンタ3台 購入した機器は全てネットワークによって結線されており、コンピューター間のファイル共有が可能となっている。 [2] 事務局との接続 事務局内に設置したネットワークと東京大学に設置したサーバー・システムとの電話回線経由による接続を行っている。平成9年度から本格的利用が可能となる見込みである。 [3] 学会情報データベースの構築 まず会員情報管理の効率化を図るため、新規会員情報管理システムを構築中である。このシステムを完成、拡張することによって、会員情報の有効利用を促進し、連絡・事務処理等の効率化を実現する。 次に様々な情報文書情報の管理及び学会誌、論文集、シンポジウム情報等多種多様な学術情報を一括管理し、情報サービスを効率化、効果的に実現するためのデータベースの構築を開始している。
■事業の成果
本事業は2年計画の初年度であるので、事業の成果については2年度終了後に報告することになるが、本年度はインターネット・サーバ・システムを構築し、学会ホームページの試験運用も開始した。また、学会事務局のハード導入・ネットワーク構築及びサーバ・システムとの接続も行っており、2年度における事業展開にたいする環境が、ほぼ整備された。 また、情報管理システム構築のためのデータペース構築も開始している。
|
|