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「小型船造船所に適する省力化技術の調査研究」の報告書

 事業名 小型船造船所に適する省力化技術の調査研究
 団体名 日本小型船舶工業会 注目度注目度5


■事業の内容

(1) ソフト開発
  平成7年度に構築した基本システムをもとに、一層の高度化と、小型船建造工程に即した更なる機能向上と充実を図るため、下記プログラムの機能の仕様を検討、設定し、?泣Aドバンスクラフトデザインに「ソフト開発」に係る業務の委託契約を締結して、ソフト開発を実施した。
 [1] 業務委託先:?泣Aドバンスクラフトデザイン
 [2] 開発ソフト
  a.開先情報自動出力機能プログラム
  b.外板曲げ治具データ自動作成機能プログラム
(2) 運用マニュアル作成
  本システムの運用、操作教育を実施するため、?許?師寺工業と「現図システム機能情報比較/解析、運用マニュアル原案作成」に係る業務の委託契約を締結し、運用マニュアルを作成した。
 [1] 業務委託先:?許?師寺工業
 [2] 現図システム運用マニュアルの作成
  a.規 格   A4版 113頁
  b.数 量   200部
  c.配布先   委員、講習会受講者等
(3) 運用指導講習会
  本システムの効率的な運用、操作方法を指導するため、「現図システム運用マニュアル」をテキストとして、下記のとおり講習会を開催(2回)した。
 [1] 実施場所  姫路市(姫路商工会議所会議室)
 [2] 実施期間  (a) 平成8年6月17日〜20日(2日間を2回)
   (受講者)  ・6月17、18日 受講者14名
          ・9月19、20日 受講者10名
         (b) 平成9年3月4〜7日(2日間を2回)
          ・3月4、5日 受講者9名
          ・3月6、7日 受講者11名
 [3] 講 師   2名
         森本 晋(省力化技術調査研究委員会委員)
         加藤文吉(省力化技術調査研究委員会委員)
(4) 委員会の開催
  省力化技術調査研究委員会(2回)
            開催日       場所
  第1回委員会  平成8年6月4日  姫路市・ホテル姫路プラザ会議室
  第2回委員会  平成9年2月10日  姫路市・ホテルサンガーデン姫路会議室

■事業の成果

近年、若者の製造業離れが進み、また、造船特殊技能者の高齢化が進む中、長期にわたる不況の間の設備投資停滞により生産の近代化並びに労働条件及び就労環境の改善が遅れている小型船造船業界においては、これらのことが業界の発展を妨げている大きな要因として極めて重大な問題となってきており、今後、小型船造船業がこうした問題を克服し、魅力ある産業として引き続き発展し、良質な船舶の安定供給を続けていくためには、省力化技術の導入を通じて、生産性の向上と3K作業の排除を図ることが緊急の課題となっており、その中でも船舶建造分野でのコンピューター化は、好むと好まざるとに拘わらず避けては通ることのできない重要課題である。
 この解決策として、所期設計から線図・現図の作成、展開及び切断までの工程を電算化・NC化することが考えられるが、小型船造船業の資金力では、従来の高価で広いスペースを必要とする大型コンピュータ、ソフトウェア、NC切断機等の導入は困難である。
 そこで、本事業は平成7年度に引き続き、技術的あるいは資金的にこれまでコンピュータの導入に踏み入れずにいた小型船造船所が、不安なく導入できる小型船造船業に適した現図システムの開発を目途として、省力化技術調査研究委員会を組織し、現図作業の現状の問題点の検討及びシステム機能情報の比較/解析を行い平成7年度に構築した基本システムをもとに、より一層の機能向上と充実を図るため、NC切断時に必要となる開先切断情報自動出力機能及び船首部、船尾部の曲面に対応するため外板曲げ治具データ自動作成プログラムを開発した。また、本システムの導入の促進を図るため、運用を中心としたマニュアルを作成し、運用・操作教育指導講習会を開催した。
 このシステムは、大型コンピュータ化のかわりに、最近高性能化、低価格化が著しいパソコンを用いて作業をすることにより、これまで導入が困難であった零細な造船所においてもCAD化が可能となり、また、将来のNC切断機導入の基礎となるものと期待する。
 さらに、このシステムの活用により設計及び部材加工工数の大幅な短縮並びに精度が安定、向上するため生産コストの管理が容易になり、省力化のみならずコストの削減に多大の効果をもたらし、また、3K作業のひとつであった現図作業は、デストワークで精度良く処理され、従来の広大な現図場の必要がなくなり、多くの小型船造船所が著しく望んでいる作業エリアの拡大にも寄与できるものと確信する。





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