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■事業の内容

DHAを通じたベトナムの台風被害に対する緊急災害援助としての資金協力。
 突発的な自然災害においては、その初期段階(発生から約1週間程度)に一刻でも早く救助活動を開始すると同時に、被災状況のニーズアセスメント、当該国政府や国際機関、各国政府、現地組織の協力体制を整えることが極めて重要である。
 災害発生初期には、このような活動を被災地の状況に応じ、立ちあげるための資金(2万〜5万米ドル規模)を早急に援助することで、円滑な救援活動に大きな効果をあげるとともに各国や国際機関からの援助の呼び水となり得る。
  [被害の概要]
  ・1996年7月下旬、8月下旬、9月初旬、ベトナム北部に3つの台風が続けて上陸し、豪雨と洪水をもたらした。死者は 395人、倒壊家屋は45,000棟以上に上り、電気、電話、道路といったインフラにも甚大な被害が出た。被害総額(推定)は296百万米ドルにのぼる見込み。
  ・べトナム政府は家屋の修復及び再建、食糧等の救援要請を、行っている。また、国際赤十字では日本を始めとした数カ国の支援のもと、救援活動を始めている。
  ・DHAでは緊急援助として30,000米ドルの拠出を予定している。

 当会の援助金は、被災地の状況に応じ、食料や医薬品等の緊急援助物資の購入及び諸援助機関のコーディネートに係る活動費に充当される。

■事業の成果






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