■事業の内容
貧困地域における基礎教育の向上と地域コミュニティー活動強化のための小学校(15校)の建設に対する資金協力。 ペルーでは同国発展の基礎として教育の向上を重点政策に掲げ、教育施設の整備に積極的に取り組んでいる。 これまで貧しい人々の教育が省みられることがなかったことに加え、特に都市やその周辺地域では農村から流入する人々が急増していることから、教育施設が大幅に不足しており、政府の努力のみでは充分に対応できずにいるのが現状である。 当会は、平成5年度に小学校10校(計3,000千米ドル、95年3月完成)、平成7年度に9校(計2,325千米ドル、96年5月完成)の建設に協力。これらの学校は地域住民や父兄からなる建設委員会から要請され、地域住民が自ら工事に参加して建設されることから、教育の向上のみならず、地域住民の自助意識の向上やコミュニテイー活動の活性化などに大きく貢献している。 今般、これら地域コミュニティーによる教育向上への取り組みをさらに推進するため、下記の小学校の建設に対し資金協力要請がなされた。 (建設計画概要) 場 所 :プノ(6校)、アレキパ(4校)、アンカシュ(5校)の貧困地域 建物概要:鉄筋コンクリート造2〜3階建、8〜12教室 工 期 :約8ヶ月 予 算 :平均 約227千米ドル/1校
当会としては、小学校の建設を支援することにより、基礎教育の向上と地域コミュニテイーの基盤を強化するとともに日本とペルーの友好協力関係の構築に貢献しようとするものである。
■事業の成果
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