
■事業の内容
(1) 開催日及び場所 日程 国 都市 会場 4/25 イギリス ロンドン ロイヤルフェスティバルホール 26 イギリス バーミンガム シンフォニーホール 28 オランダ アムステルダム コンセルトヘボウ 29 ドイツ ミュンヘン ガスタイク 30 ドイツ レーゲンスブルグ レーゲンスブルグ大学ホール 5/2 ドイツ ベルリン フィルハーモニー 3 ドイツ デュイスブルグ メルカトールホール 5 ドイツ ヴィルヘルムスハーフェン シュタットホール 7 ドイツ フランクフルト アルテオーパー 8 ドイツ マンハイム ローゼンガルテン 9 オーストリア ヴェルス シュタットシアター 10 オーストリア クラーゲンフルト コンツェルトハウス 12 オーストリア ウィーン ムジークフェラインザール 15 チェコ プラハ ドヴォルジャークホール 16 チェコ プラハ ドヴォルジャークホール (2) 演奏曲目 吉松隆:鳥たちの時代 リムスキー・コルサコフ:スペイン奇想曲 モーツアルト:交響曲第36番「リンツ」 べ一トーヴェン:交響曲第1番 ラフマニノフ:パガニー二の主題による狂詩曲 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ラロ:スペイン交響曲 ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」(全曲版) ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 (3) 出演者 指揮:広上 淳一(日本フィル正指揮者) ピアノ:アンドレイ・ガブリーロフ ヴァイオリン:渡辺 玲子「スペイン交響曲」のソリスト メゾ・ソプラノ:坂本 朱 「三角帽子」のソリスト ボーニャ・バルトーシュ「三角帽子」のソリスト 管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団 (4) 公演回数 15回 (5) 観客動員 24,016人
■事業の成果
本事業最大の特徴は、ロンドンの「インターナショナル・オーケストラ・シーズン」、プラハの「プラハの春音楽祭」など世界屈指の音楽シーズンヘの参加、そして、アムステルダムのコンセルトヘボウ、ベルリンのフィルハーモニー、ウィーンのムジークフェラインなど著名コンサートホールヘの出演が上げられる。全15公演中10公演が満席・立ち見、また、集客が大変むずかしいロンドンにおいても多くの聴衆に迎えられ公演を行うことができた。このことは今回の公演がヨーロッパ各地で非常に大きな期待をもって迎えられたことを示している。そして、各地で聴衆からの熱狂的な拍手とスタンディングオベーションを受け、各地の主催者からも最大級の賛辞を受けたことは当楽団の印象を強く残したにとどまらず、日本のオーケストラのレベルの高さを示すことができたと思われる。 本プログラムで演奏された吉松隆の作品、そしてアンコールで演奏された和田薫の作品も、単に日本の作曲家の作品の紹介を超えた、一つの芸術作品として大きな共感と感動として迎えられたことも大きな成果であった。 現地紙の公演評でも、ロンドンのデイリー・テレグラフ、ファイナンシャル・タイムズ、ミュンヘンのミュンヒナー・メルクア、ミュンヘン紙などに掲載され絶賛を博した。また、プラハでは、2回の公演とも地元ラジオ曲で放送されるなど、大きな反響があった。 今回の公演の成功は国内の聴衆市民との身近な触れあいを育んできた「市民オーケストラ運動」の実績を基盤とした「文化使節」としての役割を充分に果たし得たものと確信している。
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