
■事業の内容
(1) JISF規格集英文版の刊行 海外の船会社、造船所等関係者に、JISFの内容を周知することにより、関係者との間に、船舶工業に関する標準化についての交流を図り、もって相互の向上を期するため、所定の規格の翻訳を行うとともに、「機関」を刊行し、配布した。 [1] 翻訳 a.名 称 Marine JIS 「HULL FITTINGS」 「ENGINES & VALVES」 「ELECTRIC APPLIANCES & NAVIGATION INSTRUMENTS」 b.翻訳規格数 制定 6規格(船体3規格、機関3規格) 改正 12規格(船体2規格、機関7規格、電気3規格) c.翻訳枚数 190.5枚(レターサイズ) [2] 印刷 a.名 称 Marine JIS 「ENGINES & VALVES」1996 b.規 格 オフセット、A5版、1,104頁 c.部 数 600部 d.内 容 JIS F「機関」の英文1996年改正版 [3] 配布 a.名 称 Marine JIS 「ENGINES & VALVES」1996 b.配布先 海外船会社、造船所等 543部 官庁等 57部 本書は、JISFの最新内容を海外の船会社、造船所等の関係者に周知し、認識と理解を深めてもらうために刊行するものである。 我が国の国家規格であるJISFを理解し、使用する上で、大変貴重な技術資料として関係者の間で高く評価されている。 (2) 工業標準化品質管理推進責任者講習会の開催 JIS表示許可工場等の品質管理推進責任者として必要な標準化及び品質管理に関する講習会を開催した。 [1] 開催場所 大阪科学技術センター(大阪)会議室 [2] 開催日数 10日 [3] 講 師 11名 [4] 参加者 14名 [5] 内 容 月 日 講 習 内 容 10月16日(水) 工業標準化法概論及びJIS工場の手引き 品質システム審査登録制度について 17日(木) 品質管理論 18日(金) データの取り方とまとめ方 23日(水) 管理図の作り方と使い方 24日(木) 統計的手法 30日(水) 機器部品のPL問題と信頼性管理 31日(木) 社内標準化 検査 11月1日(金) 品質監査システムの標準化(ISO9002に対応) 6日(水) 事例研究 演習問題解説 7日(木) グループ討論 試験 本講習会の全課程を修了し、さらに最終日の試験に合格した受講者14名に対して修了証書を交付した。これら受講者が、工業標準化品質管理推進責任者として、標準化及び品質管理に関する専門知識を活用して、許可工場の技術的生産条件の整備・充実を図ることにより、JIS表示許可工場の品質管理体制の充実に大きな役割を果たすものと確信している。 (3) JIS表示許可工場の定期指導 JIS表示許可工場の技術的生産条件の整備・充実を図り、JISマーク表示制度の信頼性を維持していくため、定期指導基準に基づき、工場指導を実施した。 [1] 指導対象工場 福辰合金(株) 西神工場 岸上バルブ(株) 八尾工場 (株)相川バルブ製作所 本社工場 [2] 指導日数 1工場当たり2日 [3] 指導員 学識経験者(笹木文夫氏)1名、職員1名 [4] 内 容 定期指導基準に基づき、許可工場の検査方法、品質管理方法その他品質保持に必要な技術的生産条件の整備・充実を図るため、定期指導を実施した。 本定期指導を実施した許可工場の技術的生産条件が、一段と整備・充実することにより、JISマーク製品に対する使用者の信頼が、一層高まることが期待できる。
■事業の成果
「JISF規格集英文版」の刊行は、広く国内外の関係者にJISFの普及を図るとともに、関係者の規格に対する認識と理解を深め、かつ友好的な規格の活用を図る上にも、多大の成果をあげることができた。 「工業標準化品質管理推進責任者講習会」の実施は、JIS表示許可工場等の品質管理推進責任者として必要な標準化及び品質管理に関する専門的知識を習得させ、技術的生産条件の工場を図ることにより、JISマーク表示制度の円滑な推進に寄与することができた。 「JIS表示許可工場の定期指導」の実施によって、当該工場が品質監理体制の整備・充実と企業の経営基盤の強化を促進することができた。 これら平成8年度事業の実施により、船舶部門工業標準化の普及、JIS製品の信頼性の確保、取引の単純公正化及び生産・使用の合理化の推進が図られたものと確信している。
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