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ごあいさつ

 

 

財団法人プルーシー・アンド・グリーンランド財団
会長 苫米地 行三

 

第19回B&G「少年の船」に参加される皆さん、この夏素晴らしい体験をされることが決まり、おめでとうございます。私をはじめ、B&G財団のスタッフー同、皆さんにお目にかかれる日を心からお待ちしております。
さて、B&G「少年の船」はこれまでに18回実施し、延べ17,000人もの中学生と高校生が参加してまいりました。今まで参加された皆さんは終始船内や寄港地でも一人ひとりが「礼と節」(ルールとマナー)を守り、何事にも感謝の気持ちを忘れないという、日本人として大変立派な態度や行動をとってまいりました。
さらに、現地の青少年との交歓会においては、お互い片言の言葉を駆使しながらも積極的に交流を深めようと努力し、両国の歌や踊りを披露し合うなど、民間外交官として日米友好親善の役割をも見事に果たしてまいりました。
この度「少年の船」に参加される皆さんも、過去に乗船した諸先輩達を見習い、日本人としての自覚を持ち、何事にも積極的に取り組み、自分を鍛え、友達と素晴らしい思い出をたくさん持って元気に帰って来てくれることと信じております。
また、皆さんがこの度外国へ出て、日本という国を外からしっかりと見つめ直す機会を得たということは大変重要な意義を持っております。それは皆さんがこれからの日本を背負う「国の宝」であり、やがて世界の恒久平和と繁栄の実現に向け、大きく貢献してくれるであろう時代の先駆者だからです。
皆さんが今後果たすべき役割は限りなく大きく、果てしないものですが、一人ひとりが協力し、偏見をなくし、共通の目的を持てば必ずや実現できるものと確信しております。
終わりになりましたが、皆さんがこの「少年の船」に参加できるのは、ご家族をはじめ、多くの方々のご理解とご協力に支えられているという事を決して忘れてはいけません。この機会を与えてくださった方々への感謝の気持ちを大切に精一杯努力し、楽しい思い出をたくさん作ってきてください。

 

 

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