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5)眼球・頭部運動と視野(日本建築学会編:建築設計資料集成3集(1980)、p.42、丸善)
○目の能力は中心かのごく狭い部分が優れているので、空間的に広がっている対象を正しく把握するためには、常に眼球運動によって、必要な部分に視線が向けられなければならない。したがって目の動きが可能な範囲(注視野)に対象があるとき、その全体像を容易に見ることができる。さらに頭部の動きによって、より広範囲の対象を見ることが可能となる。自然に頭を動かせる範囲は、左右各45°、上下各30°であるが、これは自然景観などがまとまった画面としてみられる限界と考えることが出来る。また頭を回転したときは、正面視と比較して視野は狭くなる。

 

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