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この研究では、人間の視覚や聴覚、触覚等に働きかけて情報を表現するさまざまな手段をサインと呼び、利用者のターミナル駅利用に供するサインを検討対象とする。
この研究では障害者について、単独歩行する人々、車イス使用者の場合は自立的に行動する人々を原則的な検討範囲としている。

 

3. 検討経緯
 
この研究は、3ヶ年にわたって実施することが予定されている。
第1年次の平成7年度には、横浜ターミナル駅、池袋ターミナル駅、難波ターミナル駅、関西空港ターミナル駅の4駅を採りあげ、情報提供の現状調査を実施した。
第2年次の本年度は、実際に障害者が行動する状況を観察して情報ニーズの発生要因を調査し、併せて人間の知覚特性に基づく情報伝達の基礎的条件を調査した。
またそれらのデータをもとに利用者一般及び移動制約者の情報ニーズ分析を行って、情報提供手法の基本的な考え方を整理している。
第3年次の平成9年度には、横浜ターミナル駅をモデルとして、情報提供の計画手法の研究を行う予定である。

 

 

 

 

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