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春季全国火災予防運動

平成9年3月1日(土)〜平成9年3月7日(金)

自治省消防庁

統一標語
『便利さに 慣れて忘れる 火のこわさ』
1 目的
この運動は、火災が発生しやすい気候となる時季を迎えるにあたり、火災予防思想の一層の普及を図り、もって火災の発生を防止し、死傷事故や財産の損失を防ぐことを目的とし、特に「後期5ヶ年における住宅防火対策のあり方」(平成8年度住宅防火対策推進協議会決定)に基づき、住宅火災による高齢者等の死者を大幅に減少させることを目指すものとする。
消防庁では火災の発生を防止し、死傷事故や財産の損失を防ぐため、各省庁、各都道府県及び関係団体に協力を依頼し、また、テレビ、ラジオ、新聞等の各種広報媒体を通じて積極的に春季全国火災予防運動を推進することとしております。
2 重点目標
この連動における重点目標は次の4項目とする。
(1)住宅防火対策の推進
(2)地域における防火安全体制の充実
(3)特定防火対象物等における防火安全対策の徹底
(4)乾燥時及び強風時の火災発生防止対策の推進
3 推進頃日
各重点目標に応じた具体的な推進項目は次のとおりとする。
(1)住宅防火対策の推進
ア 高齢者の対策に重点を置いた死者発生防止対策の推進
イ 住宅防火意識の高揚を図るための地域に密着した広報の実施
ウ 広範な機会を捉えた住宅防火診断の実施
エ 地域の実情を踏まえた住宅防火モデル事業の推進
オ 住宅用火災警報器など優良住宅用防災機器等の普及の推進
(2)地域における防火安金体制の充実
ア 自主防災組織の整備充実
イ 放火防止のための自主防災体制の充実
ウ 在日外国人に対する火災予防広報の実施
(3)特定防火対象物等における防火安金対策の徹底
ア 防火管理体制の充実
イ 防火基準適合表示制度(適マーク制度)の充実
ウ 避難施設等及び消防用設備等の維持管理の徹底
エ 実態に即した消防用設備等の設置の推進
オ 防炎物品の使用の徹底及び防炎製品の使用の推進
カ スプリンクラー設備等の設置義務に違反している防火対象物に対する是正指導の推進
キ 工場、倉庫等の防火安全対策の徹底
(4)乾燥時及び強風時の火災発生防止対策の推進
ア 火災予防広報の実施
イ たき火、火入れ、ごみ焼却時における消火用具の備え及び監視の励行
ウ 乾燥時及び強風時の火気取扱の注意
エ 工事等における火気管理の徹底
火の用心 7つのポイント
1 寝たばこやたばこの投げ捨てをしない
2 子供には、マッチやライターで遊ばせない
3 風の強いときは、たき火をしない
4 天ぷらを揚げるときは、その場をはなれない
5 家のまわりに燃えやすいものを置かない
6 電気器具は正しく使い、たこ足配線はしない
7 ストーブには、燃えやすいものを近づけない

 

 

 

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