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たロープと、海上安全指導員の結索指導で、大の大人や子供達がやれまき結びの錨結びのもやい結ひのと、悪戦苦闘の態でした。
これらの海上教令は、参加者のほかに、当日レジャーで現地にいた外国人や他の観光客が遠巻きに一して見学、しきりに頷くなど広報的にみても意炎があったと自画自賛しています。

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お昼は、主催者手配の弁当を青松下に白砂上に思い思の場所で広げ楽しい一時を過ごしました。
ただ、一部大人の中からは昼飯時アルコール飲料が無いとチョッピリ不満の声も聞こえましたが、指導課の安全第一アルコールは帰ってから、打ち上げでとの鶴の一声でシーン!
午後は、ヨット体験公開、モーターボートによるクルージング、魚釣り、ジェットスキー、海洋生物観察等、参加者の希望に応じて各班に別れ、海洋レジャーの楽しさを満喫しました。優雅なヨット体験航海は、さすがに希望皆が多く、ヨット三隻により会場沖合を約1時間わたり航海しましたが、乗り遅れ組からのたっての希望で、急遽二回日の航海を行うなど大変な盛況でした。

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魚釣り組は、陸釣り、舟釣りの二組にわかれ釣果を競いましたが判定は舟釣りの勝ち、陸釣り組雑魚数匹に対し、舟釣り組の中には、わずかな時間でクーラー八分目の小鰺を釣った小学生など、生まれて初めての体験に、日月泡を飛ばしての腕自慢。
モーターボートによるクルージング組も楽しさの余り時間を忘れ無線電話で安否を問い合わせるほどでした。
ただ一つ心残りだったのは、海洋生物観察班、折からの満潮と重なり生物とあまりお目に掛かれず指導者も手持ち無沙汰でありました。

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楽しかった一日も終わりに近づき、人員確認の後再び上安全パトロール艇に分乗、夕暮れ迫る瀬。
戸の海を字品港へ、解散場所の広島波止場公園では、海上安全指導員と参加の父兄児童が別れを惜しみ、後日の再開を約束して、
空も港も夜ははれて
月に数ます船のかげ
艀のかよいにぎやかに
よせくる波も黄金なり
旗野十一郎「港」
宇品港をうたった唱歌を口ずさみながら、三々五々家事に向かいました。
因みに、当日の参加者及び参加船艇は次のとおりでした。
広島地区小型船安全協会会員及びその家族三二名
一般参加者八十名、参加船艇
ヨット三隻
パトロール艇十五隻しジェットスキ隻最後に、お忙しい中参加下さいました岩田行史広島地区小型船安全協会長を始め、熱心にご指導こ協力をいただきました海上安全指導員の皆様、ヨットほか船艇を提供下さいました皆様に誌上をお借りして心から御礼申し上げます。

 

 

 

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