プレジャーボートの海難第六管区海上保安本部航行安全課

平成七年の海難発生状況

第六管区における全船舶の要救助海難は、二八五隻で、このうちプレジャーボート等の海難は一〇八隻（全体の三七・九%）であり、前年と比較すると一七隻増加しています。

プレジャーボート等の海難一〇八隻のうち一〇一隻が小安協に未加入の船舶でした。また、死亡・行方不明者は八人、負傷者は四七人でした。

海難の船型別では、モーターボート四三隻（前年比六隻増加）、和船型ボート四一隻（前年比一〇隻増加）水上オートバイ六隻一前年比一隻増加）と大幅に増加しています。

海難種類別では衝突が三七隻と最も多く、乗揚げ二一隻、機関故障一八隻その他一八隻（漂流、燃料欠乏等）の順となっています。

海難原因別では、見張不十分三一隻、操船不適切一一隻、機関取扱い不良九隻、気象海象不注意六隻、水路調査不十分五隻等の人為的な要因によるものが八一隻であり全体の七五%（前年六八・一%）を占めています。依然として人為的要因による海難が八割近くを占めており、皆さん方個々の自覚のもとに、次のような基本的事項を守って海難防止に努めていきましょう。

出港前の事前準備は

○天気予報を聞く

○無理の無い航海計画

○船体機器の点検整備

○法定備品の備付け

○連絡手段の確保

航海中は

○船位の確認

○見張りの励行

○安全な速力

○海上交通ルールの遵守

○救命具の装着

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