日本財団 図書館


スタッフ/THESTAFF

 

008-1.gif

 

指揮●堤俊作
ShunsakuTsutsumi/Conductor
1946年12月大阪生まれ。桐朋学園子供のための音楽教室、岡高校音楽科を経て、1970年桐朋学園大学を首席て卒業。在掌中はコントラパスを専攻、同時に指揮を斎藤秀雄氏に学ぶ。1971年東京交響楽団副指揮者に就任。同年プッチーニの〈修道女アンジェリカ〉でオペラ指揮者としてテピュー。1972年、東響演奏会でプルックナー〈交響曲第4番〉を指揮して正式デビュー。1973年から1977年まで東京交響楽団正指揮者を務めた。1974年、ロンドンでのルパート指揮者コンクールに入選。1978年、ジュネーブでの第1回アンセルメ指揮者コンクールで優勝。1975年、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団を創立し、1992年まで17年間に渡って常任指揮者を務めた。1988年には札幌交響楽団専属指揮者となり、ペストセラーとなった、札響初のCD『チャイコフスキー〈交響曲第5番〉』のリリース、三枝成彰〈ヴァイオリン協奏曲〉の委嘱、札響の東南アジア演奏旅行を成功に導くなど、1992年の退任までの間に数々の業績を収めた。
国際的にも幅広く活動しており、ロンドン交響楽団、スイスロマンド管弦楽団、ソフィア・フィルをはじめ、欧米のオーケストラや音楽祭にも度々出演。1991年3月にはメータの代りにペネズエラ国立シモンポリーパル交響楽団に客演、4月には同交響楽団を率いて日本公演を行い大成功を収めた。1988年エディンパラ音楽祭で森下洋子主演によるアダンの〈ジゼル〉、1991年松山バレエ団のニューヨーク、ワシントン公演、1992年松山バレエ団北京、上海公演、1992年にはボリス・エイフマン率いるレニングラードバレエシアターの公演を指揮するなど、バレエ公演における指揮でも国際的な名声を得、第一人者として欧米の舞踊家、振付家からも絶大な信頼を得ている。オペラにおいても〈売られた花嫁〉〈アルジェのイタリア女〉〈羊飼いの王様)等の本邦初演を指揮するなど、幅広いレパートリーを持っている。
一方、コントラバス奏者としてわが国での代表的な演奏家の一人でもある。過去2回のリサイタルをはじめ、オーケストラとの協演も数多く、また、室内楽奏者としてもペルリン弦楽四重奏団、コダーイ弦楽四重奏団、オーレル・ニコレ、ミシェル・シュヴァルベ、ハインツ・ホリガー、モーリス・アンドレ等とも協演している。桐朋学園においては、指揮のみならずコントラバスでも後進の指導に当たっており、その門下からは河原泰則、池松宏をはじめ多くの逸材を輩出している。
現在、東京ニューフィルハーモニック管弦楽団音楽監督、静岡交響楽団音楽監督、梓室内管弦楽団音楽監督、松山バレエ団音楽監督、牧阿佐美バレヱ団音楽監督、井上バレエ団音楽監督、岐阜国際芸術祭芸術監督、桐朋学園大学講師。1996年4月より東京コンセルヴァトアール尚美客員教授。

008-2.gif

 

管弦楽●東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
Orchestra/TokyoCityPhilharmonicOrchestra
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団は1975年、自主運営のオーケストラとして、若く才能ある演奏家たちによって設立された。その年、ベオグラード音楽祭開幕演奏会を含むヨーロッパ公演、香港、マカオ公演を成功させ、プロオーケストラとしての軌道を築く。その後1985年にはオーストラリアのブリスベーンとシドニーで行われた「題名のない音楽会」20周年記念演奏会に出演し、各地で絶賛される。1991年の第73回定期演奏会では文化庁芸術祭協賛になるなど、順調に成長を続け、現在も音楽的な進歩を追随して止まない。また年8回の定期演奏会をはじめ、特別演奏会などの自主公演を活動の柱とし、クラシック音楽ファン拡大の為のポップスコンサート、多彩な企画性を持った演奏会等も積極的に開催している。そのほかオペラ、バレエ等、テレビ、レコード録音等広範囲に活躍し、特にテレビにおいてはNHK総合ch「ときめき夢サウンド」や、テレビ朝日「題名のない音楽会」を通じて、その新鮮な魅力溢れる演奏を披露し、全国的に好評を博している。
創立20周年の1995年には定期演奏会も100回を越え、江東区と提携関係を結ぶなど、新たなる飛躍の年として充実した活動を展開している。
常任指揮者は、流麗なバトンテクニックと豊かな音楽性に定評のある十束尚宏。コンサートマスターに、若くして将来を嘱望されている山本友重、戸澤哲夫を擁している。また、芸術顧問として敏郎が就任している。

 

008-3.gif

 

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION