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2.13 所見

 

(1)マーキング、プレート類は、擦り傷による部分的な剥がれと汚れが見られるものの、判読には全く支障はなく、問題はない。

 

(2)ドアパッキンは、フレームとの接触部に多少の変形と弾力低下が見られるが、程度としては、まだ軽微な範囲であり、現時点では使用上問題ない状態を保持している。

 

(3)シーラ類は、汚れによる多少の変色が見られるが、密着力はほぼ良好な状態を保持しており、シール材の機能は確保されている。
但し、薬品等により侵されたと思われるリアシル部は、明らかにシール機能が失われているため、補修が必要である。

 

(4)外板は、通常使用による汚れはあるが、強度的には全く問題はない、強度部材やファスナー類についても、特に注意を要する箇所、強度低下は見受けられない。

 

(5)損傷箇所で、パネル部分については充分補修がなされているが、鉄部材の局損部の一部に未補修がある。

 

(6)鉄部材に、擦り傷による発錆があるが、状態は比較的軽微な為、今後の使用には何等支障はない。

 

(7)総体的評価として、強度的な衰耗は特に見られず、今後の使用には何等支障はないと判断できる。

 

 

 

 

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