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[4]ディスクゴルフ

●測定日:1996年8月9日午前10時より
●測定場所:東京都立川市・国営昭和記念公園ディスクゴルフコース
●コンディション:天候晴、気温27.0-28.0℃、湿度63-57%
●ゲーム時間:95分
1)歩行数・実動時間
1ホールの長さが平均約76mで、林や小山、谷などのある起伏に富んだ18ホールのコースを1時間35分要してプレーした。ゲーム中の歩行数と実動時間を図表19に示した。平均歩行数は約4,200歩で、今回測定した7種目では最高で、実動時間も平均39分と最長であった。1分あたりの歩数は44.3(歩/分)、実動時間の割合は41.1%であつた。
2)心拍数・血圧
ゲーム中の心拍数と血圧を図表20・21に示した、平均心拍数は115(拍/分)、最高心拍数は139(拍/分)であった。最高血圧は178(?oHg)まで上昇した。ディスクゴルフではプレーそのものよりもコースの起伏による身体負担度が間題になるかもしれない。
3)呼吸循環器系への身体負担度からみた安全対策
●登り下りではあまり急がずに
ディスクゴルフでは起伏のあるコースの移動による負担を考慮することが重要であろう。後続のグループに追い立てられて駆け足や速歩で移動するような状況になると、かなりの負担となるだろう。また、投げたディスクを追って走るようなことになると、さらに負担が大きくなる。起伏のあるコースではあまり急がずに、自然を楽しむ余裕を持ってプレーしよう。
●水分補給と空腹対策を
ディスクゴルフはプレー時間が長くなる。プレー中の水分補給はもちろんのことだが、空腹対策も考えておこう。携帯用の補助食品など用意すると良いかもしれない。アンケート調査でも吐き気や呼吸困難を訴える例があり、特に、夏場では暑さと空腹が重なるとかなり消耗するおそれがある。

 

 

 

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