
イプが破壊しないようパイプにテンションを与え、曲線部の曲率をある限度内に抑えるよう管理する必要がある。このパイプの応力はスティンガーの長さ、パイプの離れ角度、バージのアンカー力等が相互に相関する。更に、水深が大きくなったり、パイプ径が大きくなると必然的に付加応力は増加することとなり、本方式には限界点がある(図-3.2.3)。 
また、波浪によるバージの上下動やアンカー張力の変化は敏感にパイプ形状に影響を与え、その変動力によりパイプが疲労破壊した例もあるようである。特に、アンカー力については、最近は、自動制御できるようダイナミカリー・ポジションドのバージが使用されるようになっている。 その他、S-lay方式の長所・短所1)を述べると以下のようになる。 ・S-lay方式の長所: 1)ランプ部はほぼ水平状態となるため、複数箇所溶接、X線検査、現場ジョイント検査。テンションの導入などの作業に対して、敷設バージの全長が利用できる。 2)S-lay方式は大水深域の場合と同様浅海域においても施工可能である。 3)幾つかの国際的パイプ敷設業者が長い期間をかけ機器とシステムを開発した豊かな開発成果と投資成果が現存の機器に残っている。 4)S-lay方式は幾つかの経験ある請負業者が提案でき、商業的及び技術的競争があるため、パイプライン所有者にとって、有益である。 ・S-lay方式の短所: 1)特に、Tasman海のような曝された場所では、スティンガーは傷が付き易く波力によって損害をうける。 2)パイプラインは比較的緩い角度で水面に入るため、パイプラインの十分な長さが水面近くにあり、波の動きに曝されて、パイプラインはスティンガーのローラー上で上昇・落下し、コーティングを傷付ける。 3)浅い水深域以外、高いテンションの導入と長いスティンガーを使用する組合せが必要で係留とダイナミック・ポジショニング及びコーティングとパイプ間でのコーティングの損傷と滑り
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